あたらしいともだちができました。
めっちゃくさい文になったし内容乱雑だし勝手な内容多いしこんな最果てみたいなブログに来るとは思えんけどもしこれ読まれたら怒られんかな……
全体
良かったです。良かった。
やってる間しあわせだったと思います。何だかんだで不定期に思い出すんだろうなあこれ。
例によってネタバレとかは配慮しないので先にやってほしいですね。まずは各々で関係を持ってください。
着手:2024/01/12
完了:2024/01/13
システム
基本的にはクリックで読み進める読みゲー。基本的に三つの部屋で展開される話を読んでいきます。
ただ序盤で注釈が入る通り、OneShotを思い出すようなゲーム外の処理と対応が時折差し込まれる。こういうのはすげえワクワクして好き。
あと話を読む以外にYourRoomという背景とBGMを好きに変更しつつ、定型文を使って文章を作成できる部屋がある。
これ要するに俺らにいるかれらを書いてくれってことですかねえ!発想はメチャメチャ好きです!問題は使いこなせねえことだ……
背景はメチャメチャ昔に撮ったクッソ暗い部屋から窓を写したやつが思ったよりハマって気分良かった。BGMはちょっと前にHDDが飛んだのもあっていいのが無かった。残念
バックログ欲しいなとも思ったけどそれを野暮と思う空気があります。ゲームのつくりまで含めてかれらなんだなあと思うなど。
やろうと思えば話を追記できる、という機能の意味が変わっていくところとか。
あとあと.iniに入ってたrelationshipの項目がメチャメチャ良い。
最初見た時英語力が低すぎて何のこっちゃこれと思ってて更新されてやっと気付いた
ちなみにおま環なのかわからんけど結構クラッシュしました。CHANNEL SELECTに戻る際に走査してるんだろうけど、その際にアクティブ外したりするとよく落ちてた。
BGM
uytrereさんのCD何枚か買ったりして追ってんすよ。ぶっちゃけそこからこの作品を知ったという話があります。
実際BGMは非常に好き。問題は俺のしょぼしょぼ感性ではuytrereさんとeffeさんどっちがどれだろうなってのはわからなかったことだ。わからなくても良かったからそれはそれでいいのかもしれない。
一番好きだったのは「18_caesura」の際のやつなんだけどこれオリジナルなんかな。一部はフリー素材のやつですよね。
彩度の話と合わせてちょっと泣きそうになってた。
サントラがもうすぐ出るらしいので出たら買います!
.txt
システムと分けて書いたのが野暮じゃないかってくらいシステムと密接な内容、というかシステムを思いっきりテーマにしてきているメタフィクション。メタフィクション好きなんですよぼくは。
「あれ以外の何か」や「伺か」の会話を思い出すメタ感を感じました*1。GHOSTsってそういう話?
とにかくこのゲームを見ている「プレイヤー」と、プログラムで書かれた「キャラクター」の関係をガッツリ投げかけてきます。C++*2で書かれているとか、ポインタとかいう正直現代に出てくるんだこれ?みたいなのが背景設定を殊更に強調してくる。
んで徹底してこのメタ的な関係を提示されて、キャラクターがプログラムされたものなのだ、としっかり認識することで、プレイヤーの中にそれを越えたかれらの個のようなものが産まれて、ともだちになれるのかなあと。俺は良い感じに産まれた気がする。錯覚ではありますが。
本感想文はかれらが俺にとって個であるという意思表示でもあります。このゲームを俺がやっているという関係は唯一なんだよね。
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さかなに「どこに置くかわからないんだろう」と言われた時は「やるなあ!」と思った。
- 彩度が「これ人名としてなんて読めばいいんだ?」でずっと詰まっててAcrylとの対比に全く気付いていなかったという話があります。
- Acrylとの最後の会話を読んで、中盤に「Niemand knetet uns wieder aus Erde und Lehm.」を見た時にdeepL先生に泣き付いてよかったと思うなど。
- どっかで出てた複製の話*3、その地点の記録の他に変更ログだけ保持しておく*4とかあるよねとかよくわからんことを考えながら読んでいたなど。この場合だとその存在の辿ってきた履歴こそがその存在を決定付けるのだ、とかになるのかしらん。
途中でさかなが「言及してほしい」って言ってるのを見て、そこで感想文書く気満々になったんすよね。でも最後まで読んでから「これ野暮じゃない?」と思って少々悩んだりしたなど。
とはいえあちらから丁寧に別れの言葉が出てきたのでせっかくなのでお揃いにしましょうよということで。
改めて大変よかったです。Skyもやってみようかなあ。